門形 旋回電動

Liebherr 周波数変換器

LPS 420 E は、特に、380 ～ 460 V の範囲の電源を備えたターミナル向けに最適化されています。Liebherr のアクティブフロントエンド周波数変換器により、電圧供給の偏差を簡単に補正でき、安全で安定した運転が可能になります。スペースの制限や厳しい環境条件などの重大な条件のため、液冷式の高効率なマルチドライブ周波数変換器システムが導入されました。周波数変換器は、Liebherr の港湾ガントリークレーンやマテリアルハンドラで実績のある Liebherr 製の部品を使用しています。

蓄電装置

その他の利点として、高出力蓄電装置を使用することで、クレーンの主電源のピーク負荷を軽減し、システム内の回生エネルギーを活用できます。この小型の装置は高い蓄電容量を確保し、200 kW の電力を 15 秒以内に蓄積して供給できます。

ばら積み貨物の処理能力 - 最大 1,200 トン/時

LPS 420 E では、電動のばら積み貨物の荷役において、能力が高まります。1 時間当たり最大 1,200 トンの処理能力を誇る、最新の Liebherr E クレーンは、市場における同等の電動クレーンの平均処理能力を上回っています。最大可動範囲は 48 m で、パナマックス級までの船舶に対応できます。このため、このクレーンはばら積み貨物の荷役に最適な電動ソリューションであり、現地での有害排出物も発生しません。

LPS 420 E は、すべてのお客様が満足できる、決定的な技術的優位性をいくつか備えています。電気駆動部の主要な部品は水冷式で、熱交換器によって熱が放散されます。熱交換器と統合された完全密閉式の液体冷却装置は、旋回プラットフォームの上部に設けられています。このため、機械室内の粉塵を防ぐための過圧装置が不要となり、粉塵の多い環境で作業するクレーンにとっては大きな利点になります。

コンテナ荷役 - 最大 30 サイクル/時

現代のコンテナ荷役では、生産性が決定的な要因です。LPS 420 E は、すべてのコンテナが利用するターミナルで最適なソリューションです。最大 30 サイクル/時の処理能力を誇る LPS 420 E は、コンテナの荷役能力という点で、最適なソリューションです。クレーンには、固定式や伸縮式といったさまざまなタイプのスプレッダを取り付けることができます。LPS 420 E は、ポストパナマックス級までの船舶に最適です。

新しい LPS 420 E の運転士は、きわめてダイナミックな電気モーターを信頼できます。さらに、慣性モーメントが小さいため、モーターの反応が速く、正確な駆動特性が実現されます。モータースピードスプレッドが高いため、通常の貨物と重量貨物を切り替えるときの変速が不要です。このため、最大積載量と最高速度の切り替えで、動力伝達が中断されることがありません。また、遊星歯車ボックスの騒音が小さいという効果もあります。