
Daniel Reischmann
+49 (831) 786 1681

カーボンニュートラルのモビリティのニーズを背景に、自動車産業は現在、大きな変革期を迎えています。バッテリーを使用するEVの需要が増大するにつれて、自動車用バッテリーの環境への影響だけでなく、原材料の安全性と入手可能性も課題となっています。さらには、これらに対応できるかどうかがドイツおよびヨーロッパ産業の競争力に影響しています。
バッテリー部品を再利用するかリサイクルするかにかかわらず、解体工程がバッテリーに限らずあらゆる部品や装置の一般的な処理工程における一番最初に必要なステップです。

Lebenszyklus, Second-Life-Anwendungen, Remanufacturing und Recycling von Hochvoltbatteriesystemen
リープヘルが新たな基準を確立:ZIRKELプロジェクトの成果に基づいて、非破壊解体の主要工程を全自動で行う革新的な解体セルを開発しました。
研究プロジェクトの一環として、フォルクスワーゲンMEB(バッテリーEVプラットフォーム)をターゲットとして、高電圧バッテリーの自動解体の技術的実現可能性を実証しました。その際、最も重要とされたのは非破壊解体で、特に大量に使用されているねじの自動緩め作業工程でした。この工程は時間がかかり、安全に非常に気を使いますが、バッテリーモジュールを安全に解体し、安全に放電するためのファーストステップとなります。
この取組により、次のような大きな技術的進歩がもたらされました:Liebherrが開発した解体セルは、高電圧バッテリーの、信頼性が高く、効率的で長期にわたり陳腐化しない自動処理を可能にします。これにより、E-モビリティにおけるクローズドループリサイクルシステム開発の中心的な技術ベースとなります。

パイロットプラントで得られた知見に基づき、ねじ外し工程は産業的に実用可能なレベルまで改良されています。LHDismantleは、このプロセスを自動化し、高いロバスト性と高効率で実現する、即市場投入が可能な産業用ソリューションです。このソリューションは、インテリジェントなセンサー技術、柔軟なソフトウェア、直感的なユーザーインターフェースにより、多様な品種、汚れや損傷のあるコンポーネントの扱い、最高度の安全要件といった重要な課題に対応しています。
リープヘルは、高電圧バッテリーの安全な取り扱い、輸送、保管の対象として非常に広範なバッテリー製品をカバーしており、高電圧バッテリーの解体とリサイクルのプロセスチェーン全体に沿って、対象とするバッテリー製品の範囲を重点的に拡大しています。
非破壊解体に加え、バッテリーカバーを開けるための切断工程や、その後の完全放電処理も組み合わせることができます。これらの処理は自動化されたプロセスに柔軟に組み込むことができます。これにより、この後行う手作業工程に向けたバッテリーの安全な準備が可能となります。
モジュール式で拡張性の高いオートメーションシステムと、工程データの記録、トレーサビリティ、処理工程のインテリジェント制御を実現するLiebherr Automation Production Controlにより、処理数の増加、新たなバッテリー製品、将来のバッテリー仕様に対応するソリューションを実現しています。
これにより、リープヘルは自動化プロセスと手動プロセスを融合させた、将来を見据えた包括的なコンセプトを提供し、E-モビリティにおける効率的な循環型経済の実現をさらに推進しています。


Daniel Reischmann
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